プラハの巨塔〜チェコ代表を応援するブログ〜

08年代表戦総括(2)

david rozehnal

書こうと思って忘れてました。

さて、守備。今年はEURO本大会で強豪〜準強豪国と対戦したという事情はあれど、実に失点が多く、スロヴェニア戦ではジートカの神セーブに救われるなど、無失点で乗り切った試合にしても内容が悪すぎ、珍しくも(?)堅守と言われた前評判は完全に崩壊してしまいました。まあ、例年通りに戻ったといえばそれまでですけど・・・。

しかし去年はほとんど失点した気がしない年だったのですが、なるほど調べてみると失点がやたら少ない。EURO予選で8試合3失点、親善で2試合1失点、計10試合で4失点という成績の良さ。確かに対戦相手のレベルが平均すれば例年よりやや低めというのもありましたけど。

食らった失点は予選のドイツ戦での2失点と、親善オーストリア戦の1失点、そしてスロヴァキア戦でのカドレツのスーパーオウンゴール、以上です。それもまあ、ドイツ戦ではイラーネク、オーストリア戦はザーポトチニーといった結局今の代表に残っていないメンバーをCBとして起用した時のものであり、上々の出来でしょう。

今年はEURO本大会を除いても親善で5試合6失点、W杯予選では薄氷の守りで耐えたものの4試合2失点、合計で9試合7失点も食らっているわけで。控えメンバーで大量失点したわけでもないんですが。

持論になってしまいますが、07年の基本フォーメーションがコヴァーチ&ロゼフナルのCB、ウイファルシのSB(左サイドでも非常に良かった)だったのに対して、今年の基本はウイファルシ&ロゼフナルのCBだったわけで、まあこのコンビは以前から本当に失点が多いし、ラインも不揃い、何しろ不安定さが目立ちます。

06年W杯もこのコンビで崩壊しましたし、親善でもダメで、セルビアにボコボコにやられたような記憶がありますが・・・。

ところで、アトレティコがウイファルシをCBで使っている理由なのですが、どうやら従来のCB陣では守れないからではなくて、守れるけどろくにパスが出せないために猛烈にプレスをかけられると簡単に潰されてしまうから、だとか。確かにその点でウイファルシ、ハイティンハは上手いです。ただ、やっぱりそれじゃあ守れんからということで問題は解決しなかったようで。

そして、やっぱりコヴァーチは外せないでしょう。昨年もキプロス戦での値千金のゴールあり、今年もサンマリノ戦の救世の一発あり、なんだかんだでスパルタク・モスクワでもゴールの多い選手ですし、セットプレイの守備の弱さが際立つチェコ代表は彼がピッチにいることを必要としているんですよね。

それにしても彼、中盤での評価の低さはもはや否定できないところ。リーチの長さと身体能力の高さが光る守備職人ですが、元々ボール捌きの上手い選手ではないですし、ミドルシュートは枠に行きません。CBとしては多くのビッグクラブからオファーが来るほど評価を上げた選手ですが。

ともかくアトレティコとスパルタク・モスクワの動向を気にしています。どちらもしっかりボロが出るだけの相手と戦っていますから、3月末までにチェコのDF陣を考え直す材料は提供してくれるのではないでしょうか?

ちなみに私はコヴァーチ&ロゼフナルのCBコンビで流れの中からやられた記憶が全くないのですが、いつかありましたっけ?もちろん、危ないシーンはあったと思いますが、不思議なくらいギリギリのところで踏みとどまっていたと思うのです。

そしてウイファルシのRBってヴィオラ時代からとても堅いんですよね。攻撃面も意外なほど良いですし、クロスの精度も十分ですし。確かにグリゲラ、ポスピェフと攻撃面でスゴい人材がいるわけですが、どちらも守備は微妙ですからね・・・。守備で信頼できる、左もできるという点でウイファルシはサイドでも十分存在価値はあるはず。

まあ、彼が主将代理というのはよく言えば拮抗した、悪く言えば飛びぬけてすごい人がいないDF陣の中で序列を作ってしまうので賛成しませんけど。EUROでもイタリアはブッフォン、オランダはファンデルサール、スペインはカシージャスだったことを考えれば、やはり主将代理はチェフでいいんじゃないですかね?

そうそう、今年の守備面での大きな収穫は、シールル、カドレツのクラブでの大成功。もはやヤンクロフスキがSBでないといけない時代ではなくなりました。逆に激しいアップダウンを繰り返すには若い選手のほうが向いているわけで、私はシールルのレギュラーSB起用を希望します。彼は180cmと上背も十分ありますし、これからDFとして成長していくのではないでしょうか?

そしてもう一つ。第2GKジートカの大活躍。ジートカがいつでも正守護神を任せられるレベルにあれば、チェフが無理をする必要もなくなりますし、ポーランド戦のように試合中に負傷した場合は遠慮なく交代を申し出ることも可能でしょう。いずれにしろチェフ、ジートカの二枚看板は確定でしょうから、そこは何とも頼もしい。

  1. 2008/12/12(金) 07:22:44|
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15ゴール アンドレイ・ケリッチ(リベレツ) 12ゴール ダニエル・フニャ(プシーブラム) 11ゴール トマーシュ・ネツィット(スラヴィア/半季) 10ゴール ミハル・パパドプロス(ボレスラフ) ダヴィット・ラファタ(ヤブロネツ) リステ・ナウモフ(ジシコフ) 全試合終了時点

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元ポボルスキーファンの学生です。チェコ代表とチェコの選手、チェコのクラブを応援するブログです。

リーグはどこということもなく、代表勢・ユース代表勢を中心にチェコの選手の出ている試合を見る方針。ですので、今季はリーガ・エスパニョーラとガラタサライに最近はウェストハム、UEFA杯はシャフタールが中心となりました。

ガンブリヌスは興味があるときもあればほとんどないときもあります。好き嫌いはあれど、特定のクラブをずっと応援しているわけではありません。気に入ったら応援する、魅力的だったら応援する、そういうスタンスです。

コメント大歓迎ですが(長文、連投など気兼ねなくどうぞ)、著しく礼儀を欠くようなものは削除させていただきますので、よろしくお願いします。

チェコの選手の日本語表記については現地発音にしようと思います。通称(スミチェルとか)とものすごくかけはなれていて誰だかわからないことはないと思いますので、お察しください。ドイツ系の性についてはよくわからないので適当に表記します。

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